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ぐっ…。ぐおおおおお…。
マジ泣きしてしまいました。夕凪の街 桜の国。
いわゆるヒロシマを題材にした漫画なんですがね。
なんというか…。はだしのゲンのような強烈な物ではなくて、それでいて訴えてくるものはめちゃくちゃ強烈な……。
あー、なんていったらちょっと分からないな…。
他の原爆体験を元にした漫画のような、生々しい表現はさほど出てきません。
しかしながら、素朴なタッチ、登場人物と同じ目線で展開される細やかな描写、台詞、そして彼らの実直な心の声は、見る者の心にストレートに響いてきます。
三部構成で、100ページに満たない内容ながら、その構成力も素晴らしいの一言。外見の薄さからは考えられない内容の濃さ。圧巻。
とにかくね、即座に3回読み直した。読み直すほどにそのメッセージの強烈さに気づかされます。そして己の認識の甘さを恥じた。戦争の理不尽さに憤った。そして泣いた。
決してヒロシマは過去の事じゃない、今までも、これからも続いていくことなんだという事。そこから目を背けていた事。思い知らされました。
もう本当に「日本人なら読め」ですよ。マジでお薦めです。
そして、この本を知るきっかけになったサイトM:NGBさんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
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